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先日、AI Picasso社の開発チームから商用利用可能で透明性の高い日本語画像生成AI「CommonArt β」が公開されました。
このAIは、商用利用が可能で、著作権侵害のリスクが極めて低く、日本語の文章にも対応しています。 また、最先端の技術を利用することで、品質や効率の高さを実現しているそうです。
CommonArt βは以下のURLから無料でダウンロードできます。
早速インストールしてみましたが、果たして結果は…
CommonArt βの特徴
商用利用可能
CommonArt βは「学習に対して許諾が得られている画像を原則使用使用」しているとのことで、商用利用が可能となっています。
著作権侵害のリスクが低い
現在、さまざま画像生成AIが登場していますが、気になるのが著作権の問題です。
CommonArt βは「学習方法に工夫してなるべく元の画像が出ないようにして」いるそうで、著作権侵害のリスクが低くなっています。
クリエイターや企業が安心して利用できるツールとして期待したいです。
その他の特徴
- 日本語の文章でも問題なく動作
- 最新技術を駆使して高品質な画像生成を実現
インストール中のエラー
インストール中に遭遇した際のエラーです。
タイムアウトエラー
インストール時に最初に直面したのは、ダウンロード時のReadTimeoutError
です。
HTTPSConnectionPool(host='files.pythonhosted.org', port=443): Read timed out.
詳しく調べていませんが、ダウンロードに時間がかかったせいだろうと思い、少し時間を置いてからダウンロードし直しました。
Torch関連のエラー
次に遭遇したのは、Torch関連のエラーです。
AssertionError: Torch not compiled with CUDA enabled
というエラーが発生しました。
import torch
torch.cuda.is_available()
の結果がFalseで、CUDAが利用できない状態でした。
これはCUDA Toolkitのインストールと適切なバージョンのtorchの再インストールで対処しました。
メモリ不足の問題
さらに進めると、
torch.OutOfMemoryError: CUDA out of memory.
というGPUのメモリ関連のエラーが発生しました。
いくつかの対策を試しましたが、最終的にはこれより先に進めませんでした。
ちなみに、商用利用できる透明性の高い日本語画像生成AI、CommonArt βを無償公開|AI Picassoによると、「CommonArt β」では最小8GBのVRAMが必要とのことです。
私のパソコンはギリギリ8GBなのですが、最新のパソコンではないですし、仕方がないかなといった感じです。
おわりに
というわけで、結局、私の環境では画像生成するところまでたどり着けませんでした。
CommonArt β - a Hugging Face Space by aipicassoで試すこともできますので、気になる方はまずはこちらを使ってみるといいでしょう。
まだベータ版ですので課題もあるようですが、選択肢が増えるのはいいことですし、商用利用可能で透明性が高い点は魅力であると感じました。
私は、新しいパソコンに買い替えた時にでも再挑戦したいと考えています。
参考記事
- 商用利用できる透明性の高い日本語画像生成AI、CommonArt βを無償公開|AI Picasso
- pipでPyTorchインストール時に「Torch not compiled with CUDA enabled」エラー #Python - Qiita
- 【AI】[Windows10]torch.cuda.is_available()がFalse | 夕湖津のブログ
2024-09-21追記
CommonArt β - a Hugging Face Space by aipicassoで試してみました。
ノートパソコンの画面を絶望的な表情で見つめる日本人男性
ノートパソコンのキー入力を行っている日本人男性の画像。上半身。悲しそうな表情。クローズアップ。オフィス。室内。昼間。自然な彩度。
カフェでノートパソコンを使ってキー入力している男性の画像
男性の画像。上半身。悲しそうな表情。ノートパソコン。オフィス。室内。昼間。自然な彩度。
カフェの店内。木製の丸いテーブル。テーブルの上にはノートパソコンと白いコーヒーカップが置かれている。
あえて苦手らしい日本人を指定してみたりしたのですが、上手くいかなかったです。