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音楽の楽しみ方って、いろいろあると思います。
- 車の運転中に
- ランニングしながら
- 自分の部屋でワイン片手に(笑)
私の場合、家でも聴きますが、仕事中にながら聴きすることも多いです。
ただ、これまでは、家でも仕事中も、有線イヤホンを使って音楽を聴いていました。
しかし、最近、ノイズキャンセリング機能があった方がいいなと思うことが何度かありまして……
なんか仕事に集中できないというか……
消えたらいいのに(音が)…
と思う場面に出くわすことがあったんです。
というわけで、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンを買うことにしました。
注意
- 私は耳がおバカです。音質の評価については、「こういう意見もあるんだ」くらいに考えてください。
- Anker Soundcore Space A40を買うより前の話です。
ワイヤレスイヤホンに求める4つの条件
- ノイズキャンセリング機能搭載
- 長時間着けていられる装着感
- それなりの音質で、聴き疲れしにくい音
- 2万円以下(中古もOK)
ノイズキャンセリング機能搭載
ノイズキャンセリングが不要な環境だったら有線イヤホンを使います。 逆に言うと、今回購入するワイヤレスイヤホンはノイズキャンセリングが必須でした。
長時間着けていられる装着感
仕事中に使うので、長時間装着しても疲れにくいことも大事でした。
- フィット感
- 大きさ
- 重さ
といったところも考慮しました。
それなりの音質で、聴き疲れしにくい音
仕事中にながら聴きするので、
低音がズンズン
とか、
高音がキラキラ
とかは求めません。
どちらかと言うと、聴き疲れのしない、マイルドで、バランスのいいものを探すつもりでした。
ただ、ハイレゾ対応のストリーミングサービスに申し込む予定だった(その後、Amazon Music Unlimitedを申し込みました)ので、高音質とまではいかなくても、それなりに聴ける音質ならいいなとは考えていました。
2万円以下(中古もOK)
今回は割りと急に買うことになったため予算がなく、また仕事中のながら聴きが主な用途なので、そこまでいいものは必要ないと考えていました。
なので、
- ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3
- ソニー WF-1000XM4
- Bose QuietComfort Earbuds II
といったハイエンドなものは最初から対象外としました(ノイズキャンセリングなしのものは最初から含めず)。
中古も含めて、2万円以下、できれば1万5千円前後くらいに収まるようにと考えていました。
おもに試聴した機種
以上の条件をふまえて、あらかじめいくつかの機種をリストアップしてから、試聴に向かいました。
Technics EAH-AZ60
パナソニックのオーディオブランドTechnicsのワイヤレスイヤホン。 見た目は割りと好きだけど、大きさや重さが不安。
Huawei FreeBuds Pro2
スマホが有名なファーウェイですが、フランスの高級オーディオメーカーDevialetがチューニングを行ったという。 音質に期待。
SONY LinkBuds S
上位機種のWF-1000XM4よりは性能的に落ちることが予想されるものの、装着感は期待できそう。
AVIOT TE-J1
以前、AVIOTのワイヤレスイヤホンを使っていたことがあるので、予算や機能からこちらのモデルを候補に。 カーキカラーがカッケー。
試聴した印象
音質
音質がいいと感じたのは、Huawei FreeBuds Pro2でした。
Huawei FreeBuds Pro2は、フランスの高級オーディオメーカーDevialetが(共同で?)チューニングを行ったそうです。 Huaweiと言うとスマホの印象が強いですが、イヤホンもなかなかのものだなと思いました(上から目線?)。
ちなみに、Huawei FreeBuds Pro2はアプリで設定しないとLDACが使えないらしく、今回はAAC接続での試聴でした。それでも、好みも含めてですが、4機種の中では一番好印象でした。
ただ、今回は高音質を追求したいわけではなく、聴き疲れしにくいことも重要でした。 その点では、Technics EAH-AZ60の方がマイルドな感じがしして、用途に適しているかなとも感じました。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングに関しては、Technics EAH-AZ60が頭一つ抜けている印象でした。
Huawei FreeBuds Pro2は、場所や試聴機のせいもあったかもしれませんが、思ったほど良くなかったです。
操作性
Huawei FreeBuds Pro2は、スティック状の部分をつまむように操作するのですが、場所や力加減がわかりにくく、操作しづらかったです。 慣れれば、また違った感想になるのかもしれません。
Huawei FreeBuds Pro2以外は、そんなに差がなかったです。
装着感
装着感は、SONY LinkBuds Sがよかったです。
Technics EAH-AZ60は、やはりちょっと大きく、重さもあり、「いま着けてるな〜」というのがはっきり感じ取れました。
スペック比較
Technics EAH-AZ60 | Huawei FreeBuds Pro2 | SONY LinkBuds | AVIOT TE-J1 | |
---|---|---|---|---|
重さ(単体) | 約7g | 約5.8g | 約4.8g | 約6g |
防水 | IPX4相当 | IP54 | IPX4 | IPX4相当 |
マルチポイント | ○ | ○ | ○ | ○ |
連続再生時間(単体) | 7.5時間※ | 6.5時間 | 最大9時間 | 9時間 |
連続再生時間(単体&ANC) | 7.0時間※ | 4時間 | 最大6時間 | - |
充電時間(本体) | 約2.0時間 | 約40分 | 約1.5時間 | |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC |
ドライバー | 8mm DD | 11mm DD | 5mm DD | 10mm DD+BA |
※AAC
参考リンク
- スペック EAH-AZ60|Hi-Fi オーディオ - Technics(テクニクス)
- HUAWEI FreeBuds Pro 2 スペック - HUAWEI 日本
- LinkBuds S | ヘッドホン | ソニー
- TE-J1 製品情報|AVIOT
その他、気になった点など
- AVIOT TE-J1は、ペアリングがうまく行かないことがあった。
- AVIOT TE-J1は、ケースに入れにくい(入れた時に収まりが悪く、回転したりする)。
決めきれず、店内を散策していると……
何度も試聴を行いましたが決めきれず……
店内を散策していると、AirPodsのようなスティックタイプの形状で、スティック部分がスケルトンになったワイヤレスイヤホンの存在に気づきました。
目に付きやすい位置にあるにも関わらず完全スルーしていましたが、見てみると……
- 8千円台と比較的お手頃な価格設定
- なのに、LDAC対応
- なのに、ノイズキャンセリング搭載
- 遊び心をくすぐるスケルトンなデザイン
悪くないゾ……。
メーカー(ブランド)も知らないイヤホンでしたが、とりあえず試聴してみることにしました。
(nb)Audio SkeLeTonを試聴してみた
音質
悪くないです。
どの音域が強いとかいうよりも、全体的にバランスのいい音だと感じました。 これで2万前後だったら「うーん」ってなるかもしれませんが、1万円以下なら頑張ってるって感じ。
何よりハイレゾ音源をLDACで聴いているというのは精神衛生上よろしいです(LDAC対応=高音質ではないですが)。
操作性
操作方法は取扱説明書にちゃんと書かれていますが、店頭だとわからず、戸惑いました。 ネットの情報もまだ少ないので、わからなければ店員さんに聞くといいと思います。
【2023-05-13追記】
操作方法などをまとめたページをアップしました。 -> 完全ワイヤレスイヤホン「(nb)Audio SkeLeTon」の非公式補足説明的なページ | にーろぐ - a blog by niiyan
実際に操作した感じは、タッチセンサーの反応もよく、とくに問題はありませんでした(むしろ反応良すぎて誤操作することも!?)。
ノイズキャンセリング
強くはないですが、効果は感じられました。
ただし、風切り音が気になりました。 ランニングやウォーキングには向いていないかもしれません。
装着感
悪くはないです。
長い時間着けるとどうなるかわからないですが、約4.5gと軽いので、重くて疲れるということはなさそう。
スペック
(nb)Audio SkeLeTon | |
---|---|
重さ(単体) | 約4.5g |
防水 | 不明 |
マルチポイント | × |
連続再生時間(単体) | 5.5時間※ |
連続再生時間(単体&ANC) | 4.5時間※ |
充電時間(本体) | 約1.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ドライバー | 12mm DD |
※音量70%
防水機能については確認できませんでした。 雨の日に外で使ったりとか、水の近くでの使用は控えた方がいいかもしれません。
マルチポイントには非対応
マルチポイントには対応していないので、注意が必要です。 自分の用途的は不要かなと思ったのですが、ないと不便に感じる方も多いでしょう。
(nb)Audioとは?
(nb)はエム・ティ・アイ株式会社がお届けする 安価で性能が良くコストパフォーマンスに優れた海外製家電商品のブランドです。
MTIは「NUARL」(ヌアール)というオーディオブランドを展開している会社です。
そのMTIが立ち上げた低価格帯のブランドが「(nb)」です。 オーディオ製品は「(nb)Audio」、充電器は「(nb)Power」となるようです。
NUARL NEXT1はイコライザによる音質のカスタマイズ性が高く、人気のワイヤレスイヤホンです。
参考リンク
結論
というわけで、最終的に(nb)Audio SkeLeTonを購入しました。
ノイキャンの性能や音質は、今回おもに試聴した他の4機種の方が高かったと思います。 ただ、決め手に欠けました。
音質や機能、価格などのバランスをみて、最終的に(nb)Audio SkeLeTonにしました。
追記
2023-05-13、関連記事をアップしました。