すでに別の記事で紹介しましたが、先日、完全ワイヤレスイヤホン「(nb)Audio SkeLeTon」を買いました。
- なんだかんだありまして、(nb)AudioのワイヤレスイヤホンSkeLeTonを買いました。 | にーろぐ - a blog by niiyan
- 完全ワイヤレスイヤホン「(nb)Audio SkeLeTon」の非公式補足説明的なページ | にーろぐ - a blog by niiyan
- 完全ワイヤレスイヤホン「(nb)Audio SkeLeTon」のイヤーピースを替えてみた。 | にーろぐ - a blog by niiyan
その後、AmazonのGWセールでAnker Soundcore Space A40を買ってしまったので、SkeLeTonの使用率は下がってます。
なにはともあれ、しばらく使ってみましたので、印象などをまとめたいと思います。
音質
1万円以下という価格も加味したうえでの話となりますが、音質は悪くないと思います。
e☆イヤホンのスタッフさんのレビューが2件上がっていたので、引用させていただきます。
音質はクリア&パワフルで、ボトムが結構しっかり鳴るので、ヒップホップやクラブミュージックなどにも合いそうだな、と思いました。高音もクリアで、ヴォーカルやギター、ハイトーンのピアノなども綺麗に耳元に届けてくれます。
SkeLeTon 専門店スタッフレビュー / e☆イヤホン
音質を一言でいうならば、「透明感」です。澄んだ空気感や軽やかでマイルドな音質をしっかりと感じられました。アタック感は控えめで優しい音なので、聴き疲れしにくい印象です。ボーカルが特に近く、息遣いまでよく聞き取れました。
おふた方のレビューに共通しているのは、「クリア(≒透明感)」という点でしょうか。 私の印象としても、LDACの恩恵もあるのか、割りと音はクリアだと思います。
安いイヤホンにありがち(?)な低音が強調された感じではなく、どちらかというとバランスのいい音という印象です。 どちらかというと低音が強めな感じもしましたが、かと言ってボーカルが弱いという感じでもありません。
これで3万円とかだったら「ん?」となるかもしれませんが、1万円以下だったら検討の余地アリだと私は感じました。 少なくとも、私の用途である「ながら聴き」には十分かなと思っています。
接続の安定性
電車内で1度使用した際は、とくに途切れるようなことはなかったです。 ただ、人がそれほど多くない時間帯で、使用時間も1時間ほどなので、あまり参考にはならないと思います。
オフィス内で使用した時に、何度か途切れることがありました。 ただし、その後は、それほど接続の不安定さを感じることはありませんでした。
他に原因がある可能性もあるので評価は難しいですが、個人的には、接続性に大きな問題はないと思っています。
マルチポイントには非対応
SkeLeTonは、マルチポイント(複数台同時接続)には対応していません(マルチペアリング(複数機器の登録)には対応)。
個人的にはマルチポイントはなくても大丈夫かなと思っていたので、購入する際には気にしていませんでした。 しかし、マルチポイントに対応したAnker Soundcore Space A40を使うようになった今となっては、やっぱりあった方が便利だと考えています。
予算1万円以下でマルチポイント対応なら、「EarFun Air Pro 3」あたりも候補になるかもしれません。
接続トラブル?
SkeLeTonは、基本的には一度ペアリング登録しておけば、充電ケースから取り出すと自動的に接続されるようになります。
ただし、充電ケースから取り出してもスマホに自動的につながらないことが、何度かありました。 よくよく確認してみると、そばに置いていたタブレット(ペアリング済)の方につながっていました。
- SkeLeTonをいったん充電ケースに戻す
- タブレットのBluetoothをオフにする
- 再度、SkeLeTonを充電ケースから取り出す
これで、スマホの方につながりました。
マルチペアリングできるがゆえの、ちょっとしたトラブル(?)とでもいったところでしょうか。 こういうことがあると、マルチポイント対応のほうがよかったかなと思ったりもします。
バッテリーの持ち
項目 | 内容 |
---|---|
連続再生時間(最大) | 約5.5時間(70%音量) 約4.5時間(70%音量+ANC) 充電ケース使用時:約20時間(ANC OFF) |
連続通話時間(最大) | 約4時間 充電ケース使用時:約15時間 |
待受待機時間(最大) | 約50時間(ANC OFF) |
充電時間 | イヤホン:約1.5時間 充電ケース:約2時間 |
上記の表は、取扱説明書を元にまとめたものです。
私は長時間連続で使うことがないので、いまのところ充電が切れて困ったことはありません。 他機種と比べて同じかやや短い程度といった印象ですが、充電ケース込みで20時間なら個人的には十分かなと思います。
防水性能
不明。
公式サイト、Amazon、取扱説明書にざっと目を通しましたが、防水性能についての記載は見つかりませんでした。
私は室内での使用を想定していたので気にはなりませんが、気になる方はメーカーに問い合わせるといいでしょう。
ノイズキャンセリング
SkeLeTonを購入した際の記事で、少し上の価格帯のワイヤレスイヤホンの比較も紹介しました。
それらのイヤホンに比べると、ノイズキャンセリングの効きはマイルドだと思います。 私が持っている「Anker Soundcore Space A40」は、1万円前後ながらノイキャンがけっこう強めなので、それと比べても見劣りはします。
また、風切り音は、けっこう気になります。
外音取り込みモードにして屋内施設を歩いてみたりした時も、ちょっと気になりました。 なので、屋外でウォーキングしながら聴くといった用途には向いていなさそうです。
ただ、ノイキャンの効果は実感できますし、価格を考慮すれば個人的にはアリかなと思っています。 耳が圧迫される感じがないので、ノイキャンが苦手な方にとっては、むしろ使いやすいかもしれません。
操作性
タッチセンサーの反応がいいので、操作自体はスムーズに行うことができます。
むしろ感度が良すぎて、装着時などにセンサーに触れて、意図しない操作をしてしまうことの方が問題かもしれません。
私が実際によくやるのは、意図せず音量を変えてしまうことです。 右1タップで音量が上がるので注意が必要です。
おそらくアプリは存在しないので、タッチ操作の割り当てを変更できないというのも痛いです。
装着感
装着感は悪くないです。
SkeLeTonを買う前に、他のイヤホンもいくつか試聴しました。 その印象からすると、標準的なレベルだと思います。
ただ、私の場合、長い時間使い続けたときに、耳穴(とくに右耳)に痛みを感じることがわかりました。 理由ははっきりしませんが、相性なのかもしれないと考えています。
可能なら一度試聴して、自分の耳に合うか確認した方がいいと思います。
ちなみに、今はイヤーピースを替えて、少し改善しています。
まとめ
微妙な点は、
- マルチポイント非対応
- タッチ機能の割り当て変更不可
- ノイキャン性能はそれなり(風切り音が気になる)
- 長時間使っていると耳が痛くなるかも(個人差あり)
です。
ただし、
- スケルトンが好き
- LDACに対応しているワイヤレスイヤホンが欲しい
- 予算は1万円以内
もしこのような条件で完全ワイヤレスイヤホンをお探しなら、候補のひとつとして検討してみてもいいと思います。
ただし、私が購入した後にも新しいワイヤレスイヤホンは続々登場しているので、今だったら私も別のものを選んでいるかもしれません。